今日も１日いい天気でした、この頃一時の寒さは遠くなり、
夜も寒くない日が続いてます。
KENZOの２歳になった誕生パーティーを兼ねて、
３泊４日で義兄の別荘に行ってました。
災害は忘れた頃にやってくるって、
いやぁ～やられましたわ、ブラジル少年犯罪の餌食です。
ここはブラジル、犯罪王国としては世界でもトップクラスですが、
まさか自分にまで来ないでしょう、なんてタカをくくってたんですが、
先週の木曜日の午後４時半頃、結構な渋滞に巻き込まれてました。
そんな真昼間のしかも渋滞中にもかかわらずですよ、
いきなり１７～８歳のガキが２人、車の前に銃口をこちらに向けて、
走ってくるんです。逃げようにも逃げられない絶体絶命。
運転してた甥と助手席の僕と、後部には姪とKENZOと嫁！
どうしようか！車から降りられない、子供と嫁と姪を守らなあかん！
頭の中が真っ白になってる。
犯人はドアを叩き大声で早く開けろと叫んでる、
甥はすべてのドアを解除した、
甥はIPhoneと指輪を盗られてる、助手席側担当であろう犯人も、
ドアを思いっきりこじ開けてくる。僕が咄嗟に取った行動は、
開けられたドアを思いっきり内側から引っ張り、
バターンと閉めた、そしたら犯人がまたまた思いっきり、
こじ開けるから、僕も負けじとドアの引っ張り合い、
頭の中では、ぽにょ爺さん銃弾に倒れる、
という絵柄がぐるぐる回ってる。
助手席側を諦めた犯人は、恐れていた後部座席のドアを開けた。
するとそこに乗っていた嫁も、僕と同じ行動をとったのだ。
嫁の底力ったら、そらもう凄いんです。
ドターンバターンを繰り返し、最後は「あっポリース助けて～！」って
見張り役を合わせて３人の強盗犯は、あっという間にバラバラで、
どこかへ逃げて行ったんですが、
結局被害にあったのは、甥のIPhoneと指輪だけで済みました。
後に残ったいろんな思いと反省と、考えさせられた１日でした。
とにかく全員が無事であった事と、KENZOが最後までキョトンとして、
何事も無かったかのような、笑顔を見せてくれた事が救いでした。
周りでは渋滞中にまさかそんな事件起きてるなんて、と思ってるだろうし、
そんな現場を見ても、巻き添えにならないように逃げるだろうし、
せめて警察へ通報してくれた人はいただろうか、とも思ったり、
あのとき抵抗したした事が災いの元になったかもしれないし、
こんな時あなただったらどんな行動に出るんでしょう！
その時にあった全財産を投げて、犯人に逆らわない方がよかったのか、
とにかくこれからの行動を考えさせられました。
リオのオリンピックが来月開催されますが、
実はブラジルで最も危険な都市は、リオデジャネイロと言われてます。
どうかブラジルへ日本の応援に来られる国民の皆様、
充分気をつけてお越しください。
おめでとう！